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【メンテナンス方法】オルゴールを長くご愛聴いただくために…

9月20日
読了時間: 3分

更新日:10月16日


オルゴールが音を奏でる仕組みはシンプルでシリンダーにピンが取り付けられていて、ぜんまいを巻くとシリンダーが回転し、そのとりつけられたピンが櫛状の金属板の櫛歯をはじくことで美しい音色を響かせます。


そんな単純な構造なのですが、見た目からもそのきれいな音がデリケートなバランスのうえで成り立っていることが分かります。それ故にちょっとした衝撃でもその絶妙なバランスを崩してしまうこともあり得ます。そんな儚く美しい音色を奏でる完全な状態のオルゴールを長く長く楽しみたいですよね。


私は昔からクラシック音楽が好きで、ピアノから作曲、そして声楽の世界を冒険してきましたが、その時々のお気に入りの曲をオルゴールで聴きたいと最近はオルゴール集めにいそしんでいます。そしてオルゴール業者さんやほかの愛好家の方とお話をしているなかで、長く楽しむための秘訣もいくつか聞くことができたので共有しますね。良かったら参考にしてみてください。



【オルゴールとの上手な付き合い方(メンテナンスと注意点)】

 ・1日1回の演奏

 ・直射日光の当たる場所や高温多湿な場所は避ける

 ・過度の乾燥は避ける

 ・落とさないように取り扱う(精密機械)



~1日1回の演奏~

オルゴールは精密機械。振動版についたひとつひとつの振動弁、シリンダーのピン、そしてそれらを動かすための大小さまざまな歯車やエアストッパー、ぜんまいなど、それぞれが機械仕掛けで連動して動くしくみなので、定期的に動かしてあげる必要があるんです。でも、オルゴール愛好家には1日1回なんて少なすぎるかもしれませんね。


~直射日光の当たる場所や高温多湿な場所は避ける~

インテリアとしてオルゴールを飾りたい方は多くいらっしゃると思いますが、実は直射日光の熱によって金属部分が膨張により破損してしまう可能性もあるんです。これはオルゴールゆえの小さく薄い金属部品を多く使っているためで、その分、影響を受けやすいことがあります。


また、高温多湿の環境で保管してしまうと、金属へのサビつきといった問題も発生しやすくお勧めできません。オルゴールはできるだけ直射日光を避け、風通しの良い場所に設置をしましょう。リビングルームなど人の往来が多く空気が循環しやすい場所がおすすめです。


~過度の乾燥は避ける~

過度の乾燥は金属板ではなく、響体である箱の部分に影響を及ぼします。具体的には木が割れてしまって反響音が悪化してしまうことがあるため、暖炉やストーブの横など特に乾燥しやすいところの設置は避けましょう。バイオリンやチェロといった楽器もケースにしまう際に一定の湿度を保つため軽く湿らせた布をケースに入れておくなど工夫していますが、オルゴールも楽器として同様のケアがあると良いですね。冬場は特に気をつけましょう。


~落とさないように取り扱う~

落とさないように扱うのは精密機械としては当たり前の話のように思えますが、お手入れの際にメカの部分に触れたりするのも故障の原因となるため避けましょう。ゼンマイも同様に過度に巻きすぎると負担がかかってしまうので注意が必要です。



メーカーさんの話だと、オルゴールはしっかりとケアすれば振動版は10年は十分に持つそうです。私自身も10年以上保有している72弁オルゴールがありますが、音質音量ともに変わらず美しい状態が維持されています。ニデックインスツルメンツさんでは、櫛歯の交換などもおこなっているのでもしなにかあった時に直せるメーカーさんがいるというのは心強いですね。


ポッドキャストでもメンテナンスの話に触れているので良かったら聞いてみてください。

それでは皆さん、良い一日を!

 
 
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