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【オルゴールブログ】絶対間違えない!オルゴール曲の選びかた

9月20日
読了時間: 7分

更新日:10月16日

ハンドメイドされた高級シリンダーオルゴールは美しい。

私はそのなかでも72弁のシリンダーオルゴールがお気に入りです。

 

ガラス越しに見える木製ケースに入ったオルゴールの内部機構

 

いそいそとネジを回してゼンマイを巻きスイッチを解放すると、

元気よく回転する風切板に連動して精巧な歯車達が動き出し、

真鍮の黄金色に光り輝くシリンダードラムがゆっくりと回って

取り付けられたピンが光彩を放ちながら

丁寧に磨き上げられた櫛歯をひとつひとつ弾いて暖かな音を発する。

 

 

その機械美は見惚れるほど美しいわけですが、

そのオルゴールが奏でる音楽が,

自分のお気に入りの曲であれば喜びもひとしお。

 

 

さて、ではどんな音楽を載せるのが良いでしょう?

 

 

オルゴールらしさが表現できる曲?

クラシック、ジブリ、ディズニー、映画、歌謡曲

どれがいいのやら?正解ってあるのかな?

 

 

自分が聴くためのオルゴールであれば、

迷いなく自分の好きな曲から検討していけばよいでしょう。

そして編曲が気に入るものであるかを確認する。

これくらいシンプルに、直感的に選べます。

 

 

でもこれが貴女の大切な人、家族、友人への贈り物だったら?

祖父母の誕生日プレゼント、姪っ子の卒業祝い、親友の結婚祝い

学校から卒業生全体へのプレゼントなんてこともあるでしょうし、

自分の愛する人との結婚記念日なんてものもあるでしょう。

 


 

その相手が自分に近しい存在で音楽の好みとかが分かれば、

選曲もそれだけスムーズになりますよね。

でも受け取る人の音楽の好みを詳しく知らないことだって十分ありえます。

そんなときは以下の三つを参考にしてみてください。

 

 

原曲の再限度

想いの伝達力

オルゴールらしさ

 

 

 

【原曲の再限度】

シリンダーオルゴールはその構造上、音域や音の数、そして曲の長さにおいて制約を受けます。

たとえば72弁オルゴールは、以下の制約を受けます

 


 

1.       5オクターブの音域

2.       音階とリピート音を踏まえた音数制限(72弁=72音)

3.       1回転30~45秒(1曲3回転換算で90秒~135秒の曲の表現が可能)

 

 

5オクターブの音域があれば大抵の曲は表現できますが、

クラシック音楽のオーケストラ楽曲のように8オクターブ以上の音楽を再現する場合は

当然、削られたり代替される音階が出てきます。

 

 

そしてオルゴールの構造上、振動板はピアノのような鍵盤楽器と違い、

すべての弁が個別の音階に設定されているわけではなく、

より多く使う音階は弁数を増やして表現力を補ったりしています。

ですので、一度で同時に響かせる音数にも注意を払わないといけません。

 

 

最後に一番、分かりやすい部分として、曲の長さでどうしても削らなければいけないフレーズが発生する場合が多く、原曲のとおりの音楽構成にならないということが多いことです。また、無理やりすべての音を詰め込んでしまうと、曲がとてつもなく早く再生されてしまうなど、原曲のイメージを大きく変えてしまうため、一番影響が出やすく、また編曲でも気を遣う部分です。

 

 

【想いの伝達力】

オルゴールを短く例えるのなら「愛着の結晶」

私ならこのように表現します。

 

 

幼少の頃に一緒に聴いた

おじいちゃんが愛してやまなかった思い出の曲

 

 

子供の頃に大好きだったアニメの主題歌

初デートのときにレストランで流れていた曲

 

 

当時の気持ちや思いを鮮明に呼び覚ましてくれるのが音楽の力ですが、

オルゴールはその見た目の美しいにより視覚的な喜びも加えます。

 

 

キラキラと黄金色に輝くオルゴールのピンが櫛歯をはじいた

繊細で暖かな音で貴女の好きな曲を聴いたとき、

きっと、守られた安全な気持ちのなか、

大切な思い出を懐かしむことができるでしょう。

 

 

相手にとっての特別な気持ちを呼び起こす曲は慎重に選ぶと思います。

 

 

あなたはどのような想いをオルゴールに込めたいですか?

どのような気持ちを相手と共有したいですか?

 

 

暖かい気持ちの共有こそが贈り物の根幹

近頃は情報に流されやすく、ゆっくりとそんなシンプルで大切なことを忘れてしまいがち。

 

 

いっそのこと、あなたが相手と共有したい気持ちから逆算して、

相手と自分にとって大切な気持ちを表現する曲を探すのが、

わたしが考える一番の近道です。

 

 

そしてオルゴールの美しい構造美を見ながらその思い入れの曲を聴くとき度に

暖かな気持ちにさせてくれる色褪せない贈り物

大切な相手への贈り物として気持ちを載せるのに

オルゴール以上に最適な品はないのです。

 

 

例えばクラシック音楽あれば

ネットで検索して、曲の背景や

作曲者が込めた気持ちなど、

あなたが再現したい気持ちに合わせて選ぶことが可能です。

 

 

あるいは相手の好きな曲を選んでからその曲の背景を調べて

特別な意味の発見と付帯をすることができるでしょう。

 

 

ロマン派時代のドイツの名音楽家であったロバート・シューマン。

そんな彼が終生愛してやまなかった彼の妻クララ・シューマン。

結婚目前の一年間で彼が爆発的に

愛の詩に載せた歌曲を集中的に作曲していたのをご存じですか?

 

 

シューマンの繊細なメロディの裏に存在していた情熱

そんな彼の作品の数々はオルゴールの相性抜群で

また大切な人への贈り物としても最高ですよ。

 

 

【オルゴールらしさ】

もうひとつのオルゴールの曲の選び方

それはオルゴールの音色の美しさを存分に引き出す編曲を聞いて選ぶことです。

 

 

実はこれは楽しい作業。

実際にお店に行って生音で聞いてみたり、

ネットで公開されている動画を観て確認したり。

好きな曲をオルゴールで初めて聴くときのワクワクは独特なもの。

選曲のプロセスこそが、地味に一番楽しいひとときではないでしょうか。

 

 

でも、好きな音楽でもオルゴールで聴くと想像していたような驚きがなく、

ちょっぴりがっかりすることもあります。

いわゆる原曲をオルゴールの綺麗な音色で聴けるという期待感と

実際のオルゴールアレンジとのギャップが悪い方向で開いてしまった状態。

 

 

原曲に持っていたイメージから乖離するとどうしても出てしまう違和感。

そう感じる要因はふたつ。

原曲のオルゴールとの相性が悪いことと

編曲が原曲イメージを再現しきれなかったとき。

 

 

オルゴール楽曲の編曲については別記事に詳しく書きますが、

オルゴールの機構上の制約があって、

自由度が低いなか試行錯誤しながら編曲しなければならず

原曲の雰囲気を忠実に表現するのに限界があるのです。

 

但し、原曲の違った魅力を引き出すこともできるのも事実です。

このあたりは編曲者の腕の見せ所なのです。

 

 

原曲の作りが編曲に自由度を与えるものであれば、

良いオルゴール編曲が完成する可能性が広がるのですが、

元々、オルゴールに適した音楽とそうでない音楽があって、

私のなかでは以下の3点を踏まえた音楽がオルゴールと相性が良いと考えています。

 

 

・オルゴールの音色がゆっくり楽しめる適度にシンプルな音楽

・アルペッジョやグリッサンドなど、動きのある綺麗な音の並びが楽しめる音楽

・クレッシェンドなどの音量・迫力ではなく、きれいな和音やリズムで盛り上がる音楽

 

 

とはいえ、人の感性は千差万別。これらはあくまでも私個人が考えるオルゴールの選び方です。

是非、あなたのオルゴール選びでも楽しく思考錯誤しながら、あなたにあったオルゴールの選び方を探してみてください。

 
 
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